● Quine's Bookshelf ●

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とにかくここがパラダイス


今日は仕事が休みだったので、先月OPENしたテクノ
ポップ専門店「Shop Mecano」に行ってみましたよ。

元ディスクユニオン渋谷2号店店長、DEW/SYUN
企画主任、ロックライターなどなど、数々の肩書きを
お持ちの中野泰博氏が店主を務めるテクノポップ〜
エレクトロ〜インディー音楽を集めた夢のショップ 、
ということで、ある程度の期待を持って参上したわけ
なのですが、実際行ってみると予想を遥かに上回る
品揃えでびっくり!PINKやらヒカシュー巻上氏のソロ
やらナゴムやら、まさに今まで自分が憧れつつも入手
困難で諦めざるを得なかったブツや、Moon Ridersの
「マニア・マニエラ」カセットブック版などといった
半ば伝説化しているブツがもう、至る所にゴロゴロ
してるじゃないですか!鳥肌が立つ程の宝の山を前に、
嬉しさを通り越してひたすら感動してしまいました。
もちろん店内BGMも全て「そっち系」。ああああ、
なんたる至福、なんたる恍惚。ここはどこ?天国?

テクノポップやらニューウェイヴやらの専門店が
できること自体、有り難くて涙が出そうな話なのに
輪をかけてこの至れり尽くせり具合ですよ奥様。
ずっと望んでいた「こんなお店、あったらいいな」
が叶ってしまった感じですね。

中でも棚一つ使ったP-MODEL系のラインナップは
圧巻の一言。過去から現在までのアルバムをはじめ
メンバーのソロ作品、Pグッズから平沢Tシャツまで
何でも来いの充実っぷり。「アンチ・ビストロン」
のShop Mecanoバージョン(この店の為に平沢進が
わざわざ作って寄贈したとのこと)なんてものまで
あって、普段HMV等の大手ショップで寂しい思いを
しているファンの琴線をくすぐりまくること請け合い。

ともあれこの店は全力で支援せねば!ということで
今回は「核P-MODEL トーキョー・ビストロン(DVD)」
と「核P-MODEL アンチ・ビストロン Mecano ver」
を購入。締めて¥7,200也。いいんです、こういう
素敵な場所が存続するならば、ウチの家計なんて
もうどうなったっていいんです。

…とか言いつつも、この店に丸一日放置しといたら
普通に10万くらいポーンと使ってしまいそうな自分が
結構真剣に恐ろしかったり、いとおしかったり。

本日のBGM : アンチ・ビストロン〈核P-MODEL / 2005〉
| quine | 音楽 | 06:02 | comments(3) | trackbacks(0) |
青いバナナと夏空と


と、まあそんなこんなで先日ようやくあがた森魚の
新作「ギネオベルデ(青いバナナ)」を購入しました。
超大作「日本少年2000系」で満足して以降なんとなく
氏の音楽から離れていた為、Amazonで勧められるまで
このアルバムが発表された事すらうっかり見落として
いたんですけど、久々に今回この作品を通して聴いて
自分の中でにわかに「あがたLOVE」が再燃。

つーか、この完成度の高さ・キモチ良さは何事デスカ?

これまでもフォーク・ロックから無国籍、民族音楽に
テクノポップにタンゴと様々なフィールドを縦横無尽に
行き来しつつジャンルに埋没しない独自の世界観を構築
していた人ではあったけど、今回はその中でもかなりの
新展開。かの名作「バンドネオンの豹」においてタンゴを
取り入れつつも単なるジャンルの模倣として終わるのでは
なく、その音を消化・吸収したうえで完全に彼独自の音楽
として成立させていたように、ドミニカ共和国で現地の
音楽家達を交えつつレコーディングされた今作もまた
「他にどこにもない・誰も体験したことのない」まさに
あがた氏以外では誰にも作り得ない唯一無二の音楽と
なっており、あがた森魚という音楽家の持つ底知れない
創造力を改めて再認識することと相なりました。


「20世紀の中頃に生まれた僕は、この21世紀の初頭に
 あっては、旧世紀に熟してしまったバナナでしかない
 かもしれない。けれども、この『ギネオベルデ』を
 形にして、自分はまだまだ小さくて堅くて何も知らず、
 この宇宙の片隅におののいている青いバナナのような
 ものにもおもえる。 」
           あがた森魚ライナーノーツより

なんて、こういうことをサラリと言いつつ、さらに新しい
フィールドへと果敢に踏み込んでいける50代って本当に
格好良いと思いますね。というか、こんなにワガママに
自分の好きな方向へと歩いていける表現者もちょっと
珍しいんじゃないだろうか?かくありたし。

自分的にはしっとり始まる1曲目「少年カリブ」および
不思議なリズムの2曲目「銀星」がかなりお気に入り。

暑い夏の昼下がりにクーラー切って窓全開で、ラム酒でも
ちびちびやりつつ、ゆーったりと聴きたいアルバムですね。

本日のBGM : 少年カリブ〈あがた森魚 / 2005〉
| quine | 音楽 | 09:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
お元気そうで何より


忙しくてなかなか買いに行けなかったMoonRidersの新譜
「P.W Babies' Paperback」をようやく購入できました。
もう購入時から家に持ち帰るまで、始終ニヤニヤしっ放し。
なんせムーンライダーズの新作ですよ?前作「Dire morons
TRIBUNE」から数えて約3年半ぶりのフルアルバムですよ?
仮にもムーンライダーズ原理主義を標榜する身として、
これが嬉しくない訳があるだろうか、いやない。

何となく「昔から気になっている女の子が、ものすごく
久しぶりに部屋に遊びに来ることになりました」みたいな
期待と不安で妙にそわそわした状況で、気分が高揚する
あまりCDをセットする前に部屋掃除なんかしちゃったり。
まあ実際は女の子どころか50過ぎのおっさん集団なわけで
冷静に考えると実にキモチワルイ状況ではあるのですが。

思えば15歳で出会って以来、徹夜して絵を描き散らかして
いたときも、不毛な恋愛でウダウダ過ごしてしていたときも
個人的なターニングポイントだった95年にも、常に傍らには
彼らの音楽があったわけで、これまでの人生の半分近くをこの
バンドと共に過ごしているのだと考えると感慨もひとしお。
もはや「好き」とか「影響を受けた」とかそういうアレでは
ないな、これは。

アルバム全体の印象としては、前作同様ある程度POPさを
残しつつも、単なる「BGM」には決してなりきれない感じ。
曲・詩の重さと軽さのバランス、タイトル、ジャケットの
デザインなど、トータルでの完成度はもう見事の一言に
尽きるし、収録曲の曲調も大体サワヤカではあるんだけど、
やっぱりよそ見をしながら聴き流すにはあまりに重く深い
内容なのは否めない。おそらく「POPでオシャレ」で、
ひたすら「気持ちいい」類いのサウンドが好きな人からは
まず敬遠されるんじゃないだろうか。まあ、逆に言うと
それだけじっくりと腰を落ち着けて向かい合うことの出来る
強度と深さを持った作品ということなんだけどね。
言うなれば、あらゆるスパイスや香草を詰め込んでじっくり
熟成させた極上のリキュールといったとこでしょうか。
ちょっとクセが強いから万人にはオススメ出来ないけど
ハマると病み付きになるという。むしろ中毒か。

一通り聴いた中では、可愛らしいジャケットのイメージ
そのままの1曲目「Waltz for Post war.B」、60年代の
SF的空気とロシア・アヴァンギャルドが融合したかの
ような「スペースエイジのバラッド」、そして今作での
最高傑作であろう「Bitter Rose」がお気に入り。

特に「Bitter Rose」はヤバいですね。これ良すぎるわ。
岡田色全開ながら、これまでのムーンライダーズの曲調
から考えるとかなり異色で、今後の変化を予測させる
布石的な作品といった感じ。岡田徹氏のボーカルって、
決して上手くはないけど妙ーに心地良いんだな、これが。
| quine | 音楽 | 15:15 | comments(5) | trackbacks(0) |
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